ソロCDアルバム

ユバルの笛

〜中川純良〜

WINDS of JUBAL

  1. ラルゴ:バッハ
  2. アヴェ・ヴェルム・コルプス:モーツァルト
  3. 鳥の歌:カタルニア民謡
  4. タイスの瞑想曲:マスネ
  5. アンダンテ・カンタービレ:チャイコフスキー
  6. シチリアーノ:フォーレ
  7. セレナード:シューベルト
  8. G線上のアリア:バッハ
  9. 美しきロスマリン:クライスラー
  10. 白鳥:サン=サーンス
  11. アメージング・グレイス
  12. いつくしみ深き友なるイエス
  13. カプリス:岩田学
  14. 栄えに満ちたる神の都:ハイドン
  15. カンティレーヌ:カユザック

中川純良 クラリネット

中川このみ オルガン

近藤玲子 ピアノ

 

1, 2, 14:日本キリスト改革派上福岡教会 (1997.10.13)

3-13, 15:蕨福音自由教会(1997.10.22)

レビュー

人柄思わせる温かい一枚

クラシックから賛美歌まで

N響団友 国立音大名誉教授 大橋幸夫・評

ユバルの笛 クラリネット 中川純良

 

このCDが出来上がったばかりの頃、二月にもかかわらず暖かいバレンタインデーの昼下がり、中川君と「このみ(夫人)」が久しぶりに、我が家を訪ねてくれた。「先生、CDができあがりました。ぜひ聴いて下さい」とのこと。この夫婦は、尚美音楽短期大学のわたしの教室で、共にクラリネットを学んだ生徒である。

翌日の朝、私は家内と共にこのCDを聴かせてもらったが、よくも美しい曲ばかりを集めたものだ。「このみ」のオルガンも見事で、よい効果を醸し出しており、一曲一曲が真珠の玉のように見事である。きどらず、素朴で分かりやすい曲ばかりを集め、「クラシックはどうも…」と、敬遠しがちな方にも心が和んでよいと喜んでもらえるだろう。

また賛美歌もところどころに、ちりばめられ、中川君たちの人柄を思わせる温かい一枚となっている。

(キリスト新聞 1998年5月30日)